● FRPについて

一般にFRPは精度が悪いものの代名詞のように言われていますが、実は寸法安定性、剛性、軽さ、などとても優れた材料なのです。では、フィッティングが悪くなるのか? その理由は、職人の技量に左右されやすく品質管理がシビアなため、量産には向いていない素材だからなのです。スポイラーなどのFRP型は片面のみですので、均一な厚みを造りだすのは職人の腕にかかっているのです。この厚みを均一にすることが最も重要で、表面の平滑性(反りや波うち)を決定する要因のひとつです。樹脂を含ませる量が多すぎると作業は楽になりますが、製品が重く、脆く、歪みも大きくなります。(ドライカーボンは樹脂が極限まで少ないから高性能なのです)その他、硬化剤の量、攪拌の度合い、硬化時間、湿度、温度などなど…とてもたくさんの留意点がありますが、熟練の技と扱い方を熟知していれば、他のプラスチックと比較しても遜色ありません。しかし、デザイン、モデルから成型、生産、塗装、取り付けの全てに至るまでを熟知していないと、扱うには逆に難しい素材と言えます。

 
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